【カリキュラム 折り紙!?】ウィックの取り組み
- 2023.11.6
-
コラム
皆さんこんにちは。発達障害者のための福祉サービス「ウィックカレッジ」です。
今日はウィックカレッジの授業で定期的に行っている内容のご紹介です。
それは何かと言いますと、
「折り紙」です!!
・・・!!笑
なんで折り紙?と感じる人もいると思います。
少し折り紙の歴史について
そもそも折り紙のとは日本に起源を持つ伝統的な紙折りの技術です。紙が日本に伝わった7世紀頃から、折り紙は文化や儀式、遊びの一部として発展してきました。折り紙の技術は日本国内で独自に発展し、その美的要素と論理的な構造が注目されました。
そんな折り紙は、様々な場面で用いられていることはご存知でしょうか?
小さな子供の遊び道具、家庭での親子のコミュニケーションツール、大人の指先のトレーニングとしての治療などに用いられています。
そんな折り紙をウィックカレッジでは、授業の教材の1つとして使用しています。
折り紙を授業で……!!??
ウィックカレッジでは「ラテラル・ロジカル」という授業で教材の1つとして「折り紙」を使用し、授業をしています。
折り紙の学習効果は以下の通り。
・手先の器用さと協調性の向上
・積極的な問題解決スキルの育成
・空間認識能力の向上
・論理的思考力の養成
・忍耐力と集中力の向上
作り方が書かれた紙をみながら作業を進めていきます。
端と端を合わせる、綺麗に折り目をつける、折り目にそって織り込むなど様々な折り方を繰り返して1つの作品ができあがります。
折り紙の授業では、人にやり方を聞くことはしません。
あくまで作り方をみて、1人で1つの作品を完成させます。
作業にしていると
「山折り?」…「谷折り?」……っん?
「裏返して間に織り込む?」
わからなくなって作業に集中できないこともあります。
そんな時は、1度作業を中断。
気持ちをリフレッシュすることもOK。
大切なのは、自分で気持ちを落ち着けて、作業に集中して、1つのことをやり遂げることでもあります。
ちなみに前回、折り紙の授業をした時は、1時間の授業で4〜5人の生徒が作業の途中で、リフレッシュする時間を作っていました。
リフレッシュを終えて、作業を再開。
最後には1つの作品を作り上げることができました。
折り紙は単なる紙を折りたたるだけでなく、学習、楽しみ、論理的思考、集中力、忍耐力、そして創造性を結びつける素晴らしい活動です。