【挨拶の授業】発達障害者のための生活訓練での取り組み

  • 2022.8.25
  • 施設の様子

みなさんこんにちは。発達障害者のための福祉サービス「ウィックカレッジ」です。

ウィックでは、自立した社会生活へ向けた訓練としまして

挨拶」といったことにも、授業で取り組んでおり

こんな状況があったらどう挨拶する?といったことや

印象のいい挨拶とは?を一緒に考え、実際に練習することを現在の内容としています。

授業で取り組むなかで思うのは、挨拶といった当たり前の習慣こそ、むずかしいなということ。

なぜなら、日常に染み付いた当たり前というのは、そもそも本当に必要なのか?

という疑問が、いざ考えてみると頭に浮かぶからです。

古くから続く習慣というのは、今に”残っている”状態からして

必要なことという意味とも取れそうなものですが

最近では「LINEなどのチャットでの会話がメイン」「世の中は物騒」といったことも多いので

相手へ言葉として直接伝える挨拶の大事さは、薄れてしまっているかもしれません。

そもそも挨拶は、してもらえないよりはしてもらえると、どこか嬉しいもので

その嬉しい「もらった」だから「返そう」という気持ちに、なるものではないでしょうか。

この返したいという心理を、心理学用語でいうと

返報性の法則

と呼ぶそうです。

(例)

・試着室で身につけた服を、「やっぱ買いません」とは言いづらい、せっかくなので→購入

・SNSでいいねをもらったら、返さなきゃ。とりあえず見たら→いいね!をする

逆にいえば、自分が店員という立場だとして

「俺は客だぞ」というキャラのお客さんよりも

「ありがとうございます」と言ってくれるようなお客さんに

正直、良いサービスをお返しをしたくなるような気がしませんか。

たった一言で少しでも心地いい/生きやすい環境を互いに作れるだなんて

挨拶がなんだかお得感があるものに思えてきました。

ちなみに、「挨拶」でいうと私の場合ですが

地元の友人や会社の方々とすれ違う場面があったならば

挨拶せずこっそり隠れてしまう気がします。なんせ緊張しますから、、。

「挨拶は苦手だ」という人も、やる時はやるのだろうけれど

挨拶を普段からおこなっていたほうが、ちょっとでも生きやすいと思います。

(私のようにこっそり隠れたりせずに過ごせるとか)

そして何より、社会生活では

当たり前と言われることをきちんと出来る

やらなきゃいけないこと(そういうもんだ)と割り切ってできる

というのも、やはり必要なスキルだと思うのです。

(今回のテーマ、挨拶はどこにいっても自分の印象を左右しますからね)

普段、挨拶をしてないな〜という方は

コンビニの店員さんやバスの運転手さんなど、少しでも自分がお世話になった方々に

「ありがとうございます」と伝えてみるのも良いかもしれませんね。

私も少しずつ意識していこうと思います!

新しいあなたらしいが見つかる場所

それがウィックカレッジです。

9割以上の方が無料で利用されています。

週1からの利用もOK!

まずお問い合わせください!

↓見学予約はこちらから↓