【人生をグラフ化】発達障害者のための生活訓練での取り組み
- 2022.9.22
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施設の様子
皆さんこんにちは。発達障害者のための福祉サービス「ウィックカレッジ」です。
今日は心理学の授業の内容振り返りです。
内容は「ライフライン」というものを使った授業。その後軽く調べてみると
「ライフラインチャート」とも言われているそうです。
ライフラインチャートといいますと↓
というように、これまでの自分の人生を書き出し→曲線グラフにして、見える化し
その変動のなかでの自分の当時の感情や、行動を振り返るものです。
そしてこの授業でのポイントは、みんなの前で発表すること(言いたくないことは言わないでOK)
自分のグラフを公開しながら、みんなの人生を一緒に振り返ると
「自分はなんて不幸なんだ、、、」「自分だけがこんな辛いめに、、、」という
もしかすると思い込みに気づくことにも繋がります。
「言わないだけで、みんないろんな経験をして生きている」を知ると
助け合わねばな〜と思えますし、なんだか頑張れそう・頑張ろうと思えてきます。
そして面白いのが講師の先生曰く
続けているとグラフの変化が現れるそうです。
辛かったことが、「別に言うほどでもないや」と。
「人生を細かく振り返ることがなかったので、昔のことはかなり忘れていると今回気づけた」(生徒さん談)
と、振り返ると当時の気持ちを思い出し、懐かしくもなります。
もちろん、辛い経験を振り返ることにもなるのですが
どん底からの復活劇に何があったのか、振り返ると自分や相手の「強み・魅力」を発見できていいですね。
生徒のみなさんにどんな変化があるのか、また授業で見ていければ思います。